医療現場でよく聞く言葉である「カンファレンス」は、直訳すると会議という意味があります。医療現場などで、利用者や患者の情報をメンバーで共有するための協議の場をカンファレンスと呼びます。利用者や患者の現状の把握や問題点の改善などのために行われます。カンファレンスに関する特定のルールなどはありません。各施設で自発的に開催されており、目的、日時、参加者なども各施設で決めます。カンファレンスとよく似た意味合いで認識されているのが、サービス担当会議ですが、両者は別物です。サービス担当会議の場合、介護支援相談員が主催者となる必要があります。各サービス期間の専門家を交え、プランの変更などを行い最終決定を行わなければいけません。介護視線相談員、利用者、その家族、各サービス期間の専門家が集い、今後の連携をスムーズにするために行われます。
実際に働いている中でも、カンファレンスとサービス担当会議を混同している人が多いものの、ルールも目的も異なります。医療現場でカンファレンスが行われる場合、忙しい時間の中で時間を割いて集まるため、個人的な意見や些細な質問、無意味な質問をしてしまうと、無駄な時間が増えてしまいます。患者や利用者により良い治療を行うための目的を忘れずに、一人ひとりが自覚を持ち、忙しい中で十分に質の高い協議を行うために、真剣に取り組みましょう。自分が伝えるべきことは要点をメモにまとめておくことで、無駄な時間を作ることなく正確に伝えることができます。このように、医療現場におけるカンファレンスは重要な役割を担っているのです。